循環器内科
スタッフ
循環器内科では、高血圧症、虚血性心疾患、弁膜症、心筋症、心不全、不整脈、先天性心疾患、心膜炎、心筋炎、肺塞栓、末梢動脈疾患など、心臓や血管の病気を対象に、診療を行っています。狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患に対しては、最終的に冠動脈造影により狭窄度を評価するとともに、冠血流量予備比(FFR)で機能的な虚血の程度を評価した上で、薬物療法、カテーテル治療、冠動脈バイパス術の何れかを選択して治療を行っています。 当科では冠動脈造影およびカテーテル治療を可能な限り橈骨動脈から行うようにしていますので、経大腿動脈アプローチのような術後長時間の臥床安静は不要で、病状に問題がなければ帰室後すぐから座ったり歩いたりすることが可能です。心臓や血管の病気は突然発症し、急変することも多く、迅速かつ適切に対応する必要があります。私たちは急性心筋梗塞や不安定狭心症などに対して、24時間対応で緊急冠動脈造影、PTCA・ステント留置術などを行っていますので、症例がありましたらご連絡ください。また、徐脈性不整脈に対するペースメーカー治療、閉塞性動脈硬化症に対する血管内治療なども積極的に行っています。2022年度からは頻脈性不整脈に対するアブレージョン治療を開始しました。 血圧が高い(高血圧症)、胸が痛い・圧迫される・締め付けられる(狭心症)、動悸・脈がとぶ(不整脈)、顔や下肢が浮腫む、息苦しくて仰向けになれない(心不全)、しばらく歩くと足が痛くなる(閉塞性動脈硬化症)、などの症状でお困りでしたら、当科ヘご紹介いただければ幸いです。 今年度は、山田千尋(S52卒)、田邊進一(S58卒)、大川善文(H16卒)、丸山尚樹(H20卒)、藤岡歩(H22卒)の5名のスタッフで診療に当たります。 |
主な診療実績
2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | |
心カテ・冠動脈造影 | 304 | 342 | 180 | 194 | 138 |
冠動脈インターベンション | 119 | 161 | 71 | 79 | 48 |
永久ペースメーカー植込み | 23 | 31 | 22 | 18 | 8 |
末梢動脈血管内治療 | 10 | 9 | 5 | 8 | 7 |
アブレージョン治療 | 15 |