ヘリコバクターピロリ(Hp)除菌療法における前向きの臨床研究について

研究協力のお願い

 当科では「ヘリコバクターピロリ(Hp)除菌療法における除菌レジメン、抗菌薬耐性の関連の検討」という研究を行います。この研究は、《京都鞍馬口医療センター及び安藤クリニックでHp診療を受けられた患者様》の臨床情報を調査する研究で、研究目的や研究方法は以下の通りです。直接のご同意はいただかずに、この掲示などによるお知らせをもってご同意を頂いたものとして実施されます。皆様方におかれましては研究の主旨をご理解いただき、本研究へのご協力を賜りますようお願い申し上げます。この研究へのご参加を希望されない場合、途中からご参加取りやめを希望される場合、また、研究に関するご質問は下記の問い合わせ先へご連絡下さい。

(1)研究の概要について
研究課題名: ヘリコバクターピロリ除菌療法における除菌レジメン、抗菌薬耐性の関連の検討
研究期間: 2017年4月以後(10年間)
実施責任者: 京都鞍馬口医療センター 消化器内科部長 大野 智之

(2)研究の意義、目的について
 Hpの抗菌薬耐性と各種レジメンでの除菌率の関連を検討し、Hpの抗菌薬耐性の現状の把握とよりよい除菌レジメンの構築にむけての情報を収集することです。
 これらの症例の治療経過、自然経過を前向きに検討し、解析することは今後のHp診療の方向性を決定づけることにおいて有用であると考えられます。
 本研究ではHp患者の臨床経過を前向きに解析することで、その適切な治療選択や自然経過について検討することを目的とします。

(3) 研究の方法について
 2017(平成29)年4月1日以降(10年間)、京都鞍馬口医療センター及び安藤クリニックにてHpに関する診療を受けられた患者様が対象となります。
 カルテ上の記録および病理組織標本を調べます。主な項目は性別、年齢などの臨床情報、内視鏡所見、術前総 合診断、治療法、病理所見、治療経過などです。

(4)予測される結果(利益・不利益)について
 参加頂いた場合の利益・不利益はありません。

(5)個人情報保護について
 研究にあたっては、個人情報を直接同定できる情報は使用されません。また、研究発表時にも個人情報は使用されません。

(6)研究成果の公表について
 この研究成果は学会発表、学術雑誌およびデータベースなどで公表します。

(7)問い合わせ等の連絡先(研究責任者)
京都鞍馬口医療センター 消化器内科部長 (電話:075-441-6101) :大野智之
安藤クリニック院長・安藤貴志 (電話:075-336-8688) 安藤貴志