ご挨拶
病院長 水野 敏樹
【経歴】
昭和58年3月 京都府立医科大学 卒業
平成6年4月 京都府立医科大学医学部助手
平成8年7月 京都府立医科大学医学部講師
平成10年8月 英国ニューキャッスル大学(精神科神経病理学部門客員研究員)
平成12年4月 京都府立医科大学医学部講師
平成15年6月 京都府立医科大学大学院医学研究科神経病態制御学助教授
平成25年8月 京都府立医科医科大学大学院医学研究科神経内科教授
令和4年4月 京都鞍馬口医療センター 院長
独立行政法人地域医療機能推進機構
JCHO(Japan Community Health care Organization )
京都鞍馬口医療センター
新年明けましておめでとうございます。
団塊の世代が後期高齢者になる今年は2025年問題としてこれまでも議論されてきましたが、その2025年がいよいよやってきました。この2025年に備えて医療・介護において様々な準備がなされてきました。医療は癌治療の発展、生活習慣病の予防、心筋梗塞・脳卒中などの救急医療が大きく進んでいます。介護における介護保険制度は現在広く普及し、多くの高齢者になくてはならないものになっています。しかし実際高齢者が増加した現在、まだ解決していない医療と介護の狭間にある問題が明らかになってきました。それは急性期治療を受けた患者さんが自立するところまでは回復せず退院されることです。この問題を解決するために、急性期治療を行う病院に対して役割分担を求め、高齢者に対してしっかりしたリハビリテーションを行い、自立した状況で退院することが現在求められています。当院の立ち位置は地域に根差し、地域の皆さんに必要な医療を提供し、介護と協力しながら、皆さんの健康と生活を支えることです。これからの医療にはリハビリテーションが益々必要とされています。当院はスポーツ医学・リハビリテーションにこれまでも力を入れてきましたが、今後さらに高齢者のリハビリテーションを強化して地域の皆さんに必要とされる病院になるべく活動したいと存じます。本年も宜しくお願い致します。
令和7年1月
院長 水野 敏樹