リウマチ科

診療・各部門

【リウマチ科について】

主に関節リウマチ・膠原病(こうげんびょう)の診療を行っております。
現在、常勤医2名(角谷昌俊、吉岡聖将)で担当させて頂いております。

【関節リウマチ・膠原病について】

●関節リウマチとは、免疫の異常により関節に炎症が起こり、関節の痛みや腫れが生じる病気です。進行すると関節変形や機能障害を来たすことがあります。原因は未だ不明ですが、遺伝的な要因や、喫煙、歯周病などの環境要因の関与が指摘されています。関節症状に加えて貧血や微熱、倦怠感などの全身症状を伴うこともあります。関節リウマチの治療はまず抗リウマチ薬にて治療を開始し、症状に応じて炎症鎮痛薬やステロイド剤を使用します。活動性の高い関節リウマチの場合には、生物学的製剤(点滴または皮下注射)やJAK阻害薬(内服)を使用することがあります。

●膠原病(こうげんびょう)とは、免疫の異常によって関節や筋肉、血管、皮膚、内臓などに炎症が起こる病気の総称です。代表的なものには関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、シェーグレン症候群、全身性強皮症などがあります。膠原病はそれぞれの病気によって症状が異なり、原因不明の発熱、倦怠感、関節痛、皮膚の発赤や湿疹などがみられます。膠原病の治療は主にステロイド剤や免疫抑制剤を投与して、炎症や免疫の異常を抑えながら症状をコントロールしていくことを目指します。

【診療方針】

関節リウマチや膠原病は長期的な治療が必要となる場合が多いため、皆さまのライフスタイルに寄り添い、安全に治療を続けていけるようサポートをさせて頂きます。また必要に応じて近隣のクリニック、医療機関とも連携しながら治療させて頂きます。

【リウマチ科で診療している主な疾患】

  • 関節リウマチ
  • リウマチ性多発筋痛症
  • RS3PE症候群
  • 全身性エリテマトーデス (SLE)
  • シェーグレン症候群
  • IgG4関連疾患
  • 全身性強皮症
  • 皮膚筋炎・多発性筋炎
  • 血管炎症候群 (高安動脈炎、結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症)
  • 脊椎関節炎 (強直性脊椎炎、乾癬性関節炎など)
  • 混合性結合組織病
  • 成人発症スチル病
  • ベーチェット病 など

【患者様へ】

円滑に診療を進めさせて頂くため、かかりつけの先生がおられる場合は、紹介状やお薬手帳をお持ち下さい。

【専門外来日】

月、木曜日 (予約制)

角谷 昌俊(かどや まさとし)(医長)
ookawa 【出身大学】
 京都府立医科大学卒(平成13年)
 京都府立医科大学大学院卒(平成22年)
【資格等】
 総合内科専門医
 リウマチ学会専門医・評議員
 リウマチ財団登録医
 難病指定医
吉岡 聖将(よしおか まさゆき)
 maruyamanaoki 【出身大学】
 京都府立医科大学卒(平成30年)
【資格等】
 内科専門医
 難病指定医